ドリップバッグでより美味しいドリップコーヒーを入れる方法ですが、基本的にはパッケージの裏面などに記載されている「入れ方」の指示に従って入れれば問題ないと思っています。

ただ、コーヒーメーカーさん側からしたら当たり前すぎて説明を省略してるのかもなーみたいなポイントもあるので、その商品の本来の美味しさをしっかりと出すためのポイントを4つご紹介。

1,沸いたお湯は落ち着かせる

熱湯は温度にも注意

ドリップバッグでコーヒーを入れるためにお湯を沸かすと思いますが、その時のお湯の温度にも注意が必要です。

熱湯の必要があるので、ぬるいお湯がダメなのはもちろんなんですが、熱けりゃいいと思ってグツグツの沸きたて熱湯を使うのもNGなんです。

あまりにも熱すぎると、えぐみが出たりして、本来のそのコーヒーの美味しさを引き出せないことがあるんです。

お湯は適温で

ドリップするときのお湯の適温は95~90℃くらい。

1杯分のお湯200ml~300mlを沸かしていたら、だいたい、20秒前後で95℃に、1分くらいで90℃を切ってくる感じが目安。(管理人マスタ調べ)

2,カップを温めておく

ドリップするカップも熱い状態にして、コーヒーを冷やさない

冷たいカップにそのままコーヒーをドリップしていくと、入れた瞬間からどんどんコーヒーが冷やされてしまいます。

カップも、コーヒーと同じくらい熱々の温度にしておくと、ドリップしたコーヒーを美味しく飲める温度帯にキープできます。

負担の少ないラクな温め方2選

<お湯を使う>お湯を多めに沸かしてカップに注いで温める
<レンジを使う>カップに水を入れてレンジでチンする

3,しっかり蒸らす

ドリップ前に蒸らして準備

コーヒーをドリップ抽出する前に、しっかりと中のコーヒー粉を蒸らしておくことも大切です。

コーヒー粉を蒸らすことで、いい香りのドリップができる粉の状態にできます。

粉が全体的に湿るくらいまで

ドリップバッグの中のコーヒー粉が全体的に湿るくらいまで、お湯を少しずつそそぎます。

蒸らしの時間・秒数は、挽き方などコーヒー粉の状態によっても変わってくるので、パッケージの裏面などに書いてある入れ方の指示通りにします。(20秒くらいが多いです)

4,お湯は真ん中あたりに注ぐ

ドリップバッグはカップの中にセットできるように作られているので、どうしても小さいサイズになっています。

少し難しいのですが、できるだけ中のコーヒー粉にだけお湯を注ぐようにします。

周囲の不織布バッグ部分に注いでいるお湯が直接当たらないように注意して、そしてコーヒー粉にお湯がまとめてバシャっと落ちないように、ゆっくり丁寧に注ぎます。

ゆっくり丁寧にお湯を注ぐときは、ドリップケトルがあると便利です

5,中のお湯がなくなる前に引き上げる

ドリップ抽出が終わった状態で、コーヒー粉をコーヒーにつけたままにしていると、よけいな雑味などまで出てきてしまって美味しさを損なってしまいます。

ドリップの終了は抽出している途中にします。

ドリップバッグの中のお湯が下がりきって止まってしまう前にバッグを引き上げて、ドリップ抽出を完了させます。

まとめ

1,お湯は95~90℃くらい
2,カップを温める
3,しっかり蒸らす
4,真ん中くらいに注ぐ
5,下がりきる前に引き上げ

このポイントを今までまったく意識していなかったとしたら、この辺を意識することで、美味しくないと思っていたメーカーやブランドのドリップバッグが実はけっこう美味しかった、なんて発見があるかもしれません。